THE HISTORY JAPAN で取り上げた城や寺社が出てくる、ドラマ・映画・アニメをまとめるページです。歴史を知ってから作品を見ると、物語の背景がよく分かります。作品には脚色があるので、史実との違いも「史実メモ」で紹介しています。
大坂城と豊臣家が出てくる主な作品
- 豊臣兄弟!(NHK大河ドラマ)
- 真田丸(NHK大河ドラマ)
- どうする家康(NHK大河ドラマ)
- 茶々 天涯の貴妃(おんな)(映画)
- 千姫と秀頼(映画)
- 大坂城物語(映画)
- 真田十勇士(映画)
- 戦国無双(テレビアニメ)
NHK大河ドラマ
豊臣兄弟!
尾張中村の貧しい農家に生まれた小一郎(のちの豊臣秀長)は、田畑を耕して土とともに生きる暮らしに満足していました。そこへ8年ぶりに兄の藤吉郎(のちの豊臣秀吉)が村に帰ってきて、織田信長に仕えて出世したい自分の家来になってほしいと頼みます。兄弟は桶狭間の戦い、本能寺の変、賤ヶ岳の戦いと、戦国の大きな出来事をくぐり抜けながら出世していきます。天下人へと駆け上がる兄を、弟が「補佐役」として支え続ける姿を、秀長の目線で描く大河ドラマです。
大坂城が出てくるところ:第34回「最強のライバル」で、秀吉が自分の権威の象徴として、豪華な大坂城を築く様子が描かれます。諸国の大名が挨拶に訪れるなか、徳川家康だけが姿を見せず、秀吉と家康の対立へとつながっていきます。
史実メモ:史実でも、秀吉が大坂城の築城を始めたのは天正11年(1583年)、賤ヶ岳の戦いで柴田勝家を破った年です。
配信:U-NEXT(NHKパック、または1話220円)(2026年11月7日時点)
真田丸
1582年、真田家の主君だった武田家が織田信長に攻められて滅び、信濃の小さな領主にすぎない真田家は、北条・上杉・徳川という大きな勢力のはざまで、生き残りをかけた駆け引きを迫られます。知略にすぐれた父・昌幸と、まじめな兄・信幸の背中を追いながら、次男の信繁(幸村)は迷い、悩みながら成長していきます。三谷幸喜の脚本で、のちに「日の本一の兵」とうたわれる信繁と真田家の家族の物語を、ユーモアをまじえて描いた大河ドラマです。
大坂城が出てくるところ:第41回「入城」から最終回(第50回)までの10回が大坂の陣です。九度山を抜け出して大坂城に入った信繁が、城の弱点である南側に出城「真田丸」を築いて徳川軍を退け(第44〜45回)、和睦で真田丸が壊されて堀も埋められ(第47〜48回)、夏の陣の最後の戦いに臨むまでが描かれます。
史実メモ:本人の書状などで確かめられる名前は「信繁」で、「幸村」は江戸時代の軍記物などで広まった名前です。U-NEXT のあらすじでも、第41回から「幸村」の名前で書かれています。
配信:U-NEXT(NHKパック、または1話220円)(2026年11月7日時点)
どうする家康
今川義元のもとで人質として暮らしていた松平元康(のちの徳川家康)は、桶狭間の戦いで義元が討たれたことで、故郷の三河に戻り、自分の力で生き抜く道を選ぶことになります。織田信長、武田信玄、豊臣秀吉といった強大な相手に囲まれ、次々と迫られる決断に「どうする」と悩みながら、家臣たちとともに乱世を進んでいきます。古沢良太の脚本で、弱さを抱えた一人の若者が天下人になるまでの生涯を、新しい視点で描いた大河ドラマです。
大坂城が出てくるところ:終盤では、関ヶ原の戦いの前に家康が大坂城の西ノ丸に入って政治を動かす場面(第41回)や、戦いのあと大坂城で勝利を報告する場面(第44回)があります。第46回「大坂の陣」から最終回「神の君へ」までで、冬の陣・夏の陣と豊臣家の最期が描かれ、茶々と家康の対立が物語の中心になります。
史実メモ:冬の陣では、徳川方の大砲の弾が本丸に届いたことが、豊臣方が和睦に傾く理由の一つになったとされます。
配信:U-NEXT(NHKパック、または1話220円)(2026年11月7日時点)
映画
茶々 天涯の貴妃(おんな)
織田信長の妹・お市と、浅井長政の長女として生まれた茶々。父の長政が信長に攻め滅ぼされたあと、母や二人の妹とともに織田家の重臣・柴田勝家のもとに身を寄せますが、羽柴秀吉に攻められて、母は勝家とともに自害します。三姉妹は秀吉のもとで暮らすことになり、茶々はやがて秀吉の側室となって、のちに「淀君」と呼ばれるようになります。愛する人を守るために運命を受け入れ、波乱の戦国時代を生きた茶々の生涯を描いた映画で、元宝塚の男役トップスター・和央ようかの映画デビュー作です。
大坂城が出てくるところ:出演者に豊臣秀頼、千姫、真田幸村、後藤基次(又兵衛)などが並ぶとおり、秀頼の母として大坂城で生きる茶々と、大坂の陣までが描かれます。
史実メモ:「淀君」という呼び名は江戸時代以降に広まったもので、生きていたころは「淀の方」「淀様」などと呼ばれていたとされます。
配信:U-NEXT(見放題)(2026年11月7日時点)
千姫と秀頼
徳川家康の孫・千姫は、幼いうちに政略結婚で豊臣秀頼に嫁ぎます。夫の秀頼を心から愛するようになった千姫でしたが、徳川と豊臣の対立は深まり、ついに大坂城は落城し、秀頼は23歳の若さで自ら命を絶ちます。秀頼のあとを追おうとした千姫は、家康の命を受けた坂崎出羽守によって、炎に包まれた城から救い出されますが…。政略に翻弄されて数奇な運命をたどった千姫を、美空ひばりが演じた東映の時代劇です。秀頼の家臣の役で、高倉健が時代劇に初めて出演しています。
大坂城が出てくるところ:物語の中心は大坂城とその落城です。千姫が燃える城から救い出される場面が、物語の大きな山場になっています。
史実メモ:千姫が落城する大坂城から助け出されたのは史実です。救出に坂崎出羽守(坂崎直盛)が関わったという話は広く知られていますが、くわしい経緯には諸説あります。
配信:U-NEXT(見放題)(2026年11月7日時点)
大坂城物語
豊臣秀吉が亡くなったあと、勢いを増す徳川家は豊臣家への圧力を強め、当主の秀頼や淀君は、徳川と一戦を交える覚悟を固めつつありました。そのころ、関ヶ原の戦いで家族を失って江戸に出てきた茂兵衛(三船敏郎)は、加藤清正の娘・小笛と出会います。やがて茂兵衛は千姫をさらおうとするなど、命知らずの行動で、豊臣家の存亡をかけた争いに身を投じていきます。村上元三の小説を、稲垣浩監督と三船敏郎のコンビで映画化した東宝の時代活劇で、音楽は伊福部昭が担当しています。
大坂城が出てくるところ:大坂の陣を前に、徳川と豊臣の緊張が高まる時代の大坂城と、そこに集まる人々が舞台です。
配信:U-NEXT(見放題)(2026年11月7日時点)
真田十勇士
関ヶ原の戦いから14年。名将として尊敬を集める真田幸村は、実は運よく勝ちを拾ってきただけの気弱な男でした。世間の評判と本当の自分とのちがいに悩む幸村は、猿飛佐助と運命的な出会いをします。佐助は霧隠才蔵ら仲間を集め、幸村を本物の英雄に仕立て上げようと動き出しますが…。「真田幸村の伝説は、意図的に作られたものだった」という大胆な発想で、真田十勇士の活躍を描いたエンターテインメント時代劇です。淀殿を大竹しのぶ、徳川家康を松平健が演じています。
大坂城が出てくるところ:幸村と十勇士は豊臣方として大坂城に入り、大坂の陣で徳川の大軍と戦います。
史実メモ:猿飛佐助や霧隠才蔵など「真田十勇士」は、主に大正時代の講談本(立川文庫)で広まった物語上の人物です。
配信:U-NEXT(見放題)・DMM TV(見放題)(2026年11月7日時点)
アニメ
戦国無双
天下統一を目前にした豊臣秀吉が、北条氏の小田原城を大軍で取り囲むところから物語は始まります。前線には石田三成や加藤清正とともに、真田信之・幸村の兄弟の姿がありました。秀吉が亡くなって世の中が再び乱れはじめると、兄の信之は徳川方に、弟の幸村は石田三成の側につき、兄弟は関ヶ原の戦いで敵と味方に分かれます。人気ゲームが原作で、乱世の運命に翻弄されながらそれぞれの道を選んだ真田兄弟の思いと、武将たちの生き様を描いた戦国アクションです。
大坂城が出てくるところ:第7話で信之が徳川の使者として大坂城の秀頼に会い、第9話「大坂の風」から最終話「日本一の兵」までで、幸村の大坂入り、冬の陣の真田丸、和睦のあとの内堀の埋め立て、夏の陣が描かれます。
史実メモ:作品では加藤清正と福島正則も豊臣方として大坂に向かいますが、史実では清正は大坂の陣より前の1611年に亡くなっており、正則は江戸にとどめ置かれて、大坂方には加わっていません。
配信:U-NEXT(見放題)・DMM TV(見放題)(2026年11月7日時点)
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